持ち運び便利なコンパクト系ハサミを比べてみました。
2015/08/30
先だってmtテープ(擬似NTテクノロジー)を買ってみたわけですが、次はハサミだと思ってみました。
コンパクトでペンケースなどにもサッと入れておけて、適当に便利でそこそこ切れ味のよいハサミはないものか。
というわけで、ネットで検索してみた結果、3本(+1本おまけ)購入してみることにしました。他にもコンパクトなハサミだと無印良品にもあったりしたと思いますが、今回スルー。無印の文房具系はあまり好きではないのです。
レイメイ藤井 ペンカット
レイメイ藤井さんの「PENCUT」と、たまたま見つけて捕獲した「PENCUT mini」。
特徴は、他のハサミと違ってバネが仕込まれていないこと、そしてちょっと組み立てなおしてやって左利き用としても使えることです。
評価したいなと思うのは、ちゃんと指を通す輪の部分(ハンドルループ)を確保したこと。しなやかな樹脂素材で格納するのも邪魔にならず、これはかなりのアイディアものだと思います。
このおかげでバネを搭載せずとも成立するわけですが、この意味でもこの仕組みは評価は高いです。ギミックは単純であればあるほどよいと思います。また、ハサミの金属部分がお尻の先までしっかり延びているので、おそらく丈夫さもそれなりに確保しているのではないかと思います。アイデアもので、3本の中では一番長持ちしそうで、しかしながら、3本の中では一番指の力が必要だとは思います。mtテープを切る分にはなんてこともないでしょうけども。
ちなみにミニもまったく同じ構造ですが、こちらはちょっと厳しいな。やはりサイズの小さなハサミはどうしても使いにくいので、バネの力があったほうが逆にいいように思えます。ただ、ストラップまでつけた無理やりな携帯性アピールは評価しておきたい。
サントリー文具 スティッキール
サントリー文具のスティッキール。ちょっと本題から逸れるんですが、
なんかね、ケースから出した直後に写真撮っているんですが、角に引っかき傷とか微妙に汚い。なんだろうこれ。性能に変わりなければ別によいんですが、スリットの部分も結構汚い感じがします。多分これ、一度外に出されてるような気がするな。気がついてしまうと微妙な気分になりますね、こういうのは。
長さはペンカットよりも1cm程度短く、胴回りはペリカーノジュニアの胴体くらいです。蓋を外した状態のペリカーノジュニアくらいの太さ。
キャップ側と思われる方向にスリットが入っているのは、実は蓋側が持ち手だからです。
バネ式です。切り心地はペンカットよりも指の力が要らないという感じですが、切れ味は大差ありません。むしろ、ハサミの根元まで使えるのはペンカットの方だと思います。
ミドリ CL コンパクトハサミ
最後にMDノートでおなじみのミドリが発売しているハサミ、CLコンパクトハサミです。カッターにしか見えないよね。ああ、mtテープ切るの、別にカッターでもよかったかもしれないな。
使い方。カッターみたいです。力は要りませんが、少々コツが要る様子。
にょきっとハサミの先端が見えると、どのように出てくるかイメージしやすくなります。
しっかりギミックを動かしきると、バネの力でハサミが開きました。蓋がないし、かといって収納時に危なくもなく、グッドデザインに選ばれたのはうなずけるところです。お見事と言うしかない。ただし、全長も3つの中で一番短くなおかつ持ち手も特別に工夫があるわけではないので、ハサミとしての性能は大きくは期待できません。mtテープ切るには十分ですが。
以上でレビューはおしまいです。
よく使うならペンカットはオススメです。多分、一番最終的に長く使えると思います。たまーに使うためにちょっとペンケースに入っていて欲しいならCLコンパクトハサミですかね。サンスターのスティッキールは、ペンみたいで中途半端なサイズよりはよほどペンケースで邪魔にならないとは思いますが、多分これ、バネの部分が真っ先にへたれるんじゃないかな。全部露出していますし。(CLコンパクトハサミはバネの針金は隠されて保護されています。)蓋を乱暴に閉めた時とか、落っことしたりとかした拍子に使い物にならなくなる予感がします。
というわけで、すすめたり人にあげたりするなら、デザイン性の良さからCLコンパクトハサミ。または指に力がありそうな人相手なら、アイディア性があるのでペンカットといったところです。スティッキールはない。
ではでは。