rhasm.net/blog

興味の赴くままに色々紹介し、解説をするブログです。

*

nginx上でphpMyAdminを動かしてみた。

      2015/08/30

nginx上でphpMyAdminを動かす

nginxを動作させているサーバで、phpMyAdminを設定します。
MySQLを動作させれば、Wordpressを動かすまでにあと一歩です。

記事の構成

この記事は全4本の記事のうちのひとつです。

そして、この記事は以下の構成となっています。

  • MySQLとphpMyAdminをインストールします
  • nginxの設定をして、phpMyAdminにアクセスできるようにします

yum install

$ yum install mysql-server
$ yum install phpmyadmin

インストールが終わったら設定です。

先にmysqlのユーザ設定を整理しておく

mysqlはインストール直後だとrootにパスワードがなかったり、匿名ユーザが存在したりとちょっとアレなので、先にmysqlのユーザを整理します。
まずはmysqlを起動、mysqlにログイン。

$ /etc/rc.d/init.d/mysqld start
$ mysql -u root

まずはユーザの設定状況を確認。

SELECT user,host,password FROM mysql.user;

その後、以下のSQLを発行していきます。

# rootにパスワードを設定する
SET PASSWORD FOR 'root'@'localhost'=password('パスワード');
SET PASSWORD FOR 'root'@'%'=password('パスワード');
# localhostはワイルドカードにかからない条件があるので別途指定。

# 匿名ユーザを削除する
DELETE FROM mysql.user WHERE user='';

@localhostとワイルドカードについては、こちらが詳しいです。
b.l0g.jp:MySQL ユーザのホストをワイルドカードで指定してもlocalhostは含まれない

ユーザを確認して、よさげであればログアウトします。
ログアウトの方法は、以下どちらでも。

mysql> exit
mysql> \q

なお、余談ですが、パスワード付きでmysqlにログインする場合は、

mysql -u ユーザ名 -p

としてやります。

nginxにphpmyadminのサーバを設定

前回の記事ではdefault.confに設定を書きましたが、今回は気まぐれでphpmyadmin.confを作成します。

$ emacs /etc/nginx/conf.d/phpmyadmin.conf

ファイルの中身はこんな感じです。

server {
       listen 80;
       server_name      phpmyadmin.rhasm.net;

       location / {
                root /usr/share/phpMyAdmin;
                index index.php;
       }

       location ~\.php$ {
                fastcgi_pass unix:/var/run/php-fpm/php-fpm.sock;
                fastcgi_index index.php;
                fastcgi_param SCRIPT_FILENAME /usr/share/phpMyAdmin/$fastcgi_script_name;
                include fastcgi_params;
       }
}

3行目は自分のドメイン等の設定に応じます。
保存したら、nginxとmysqlを再起動。

$ /etc/init.d/nginx restart
$ /etc/rc.d/init.d/mysqld restart

以上でブラウザからアクセスしてやると、phpMyAdminが使えるようになります。
なお、ブラウザからのログインは、認証ダイアログが表示されます。

ここまでくれば、wordpressの稼動までほんの少しです。

記事のリンク

 - コンピュータ, サーバサイド , ,