rhasm.net/blog

興味の赴くままに色々紹介し、解説をするブログです。

*

モンブランのインク「トフィーブラウン」

      2015/08/30

モンブランの「トフィーブラウン」

MONTBLANC。モンブラン。
Toffee Brown。トフィーブラウン。
前から欲しいと思っていたのですが、なぜか見かけなかったので手に入らないままだったインクです。モンブランだしトフィーブラウンだし、多分多くの方が愛用されている色ではないかと思う。そこをワザワザ記事にする。今回はそんな風味の更新です。


モンブランのボトルはおしゃれです。
モンブランの「トフィーブラウン」
ボトルを見るたびに毎度思うことなのですが、万年筆用のインクはコンバーターで吸い上げるタイプが多いからか「最後までインクを使えるように」という一工夫がボトルにはなされているのだそうです。私がラー油ボトルと称しているセーラーのジェントルインクのあのボトルもきっとそういう創意工夫の結果なのでしょう。(しかしリザーバー付きの平たいジェントルインクのボトルは、あれはイマイチだと思う。)
話が逸れましたが、この靴のようなモンブランのボトルの底のカットも、最後にインクが底に平たく広がってしまわないようにという一工夫なのだろうなと適当に思ってみたりします。調べたらきっとインターネット上に解答はあると思いますが、あえて調べない。
Montblanc ToffeeBrown 試し書き
ボトルをあけた瞬間に、なんかこう、例えようのない匂いがしました。インクの匂いを意識したのは割と初めてのような気がします。なんでしょうね、この匂い。いわゆるインクの匂いとはまた違う匂いです。

肝心の色の感想としては、とても王道で上品でよく焦げた茶色だと思います。手帳に使うのもよし。手紙の文字を綴るもよし。いい色です。
チョコレートのような、と書きましたが、そう言えばエルバンのカカオブラウンを持っているのでした。エルバンは「カカオ」なんですが、こちらは「チョコレート」です。同じような気がするんですが、イメージ的にカカオは植物寄りで、チョコレートはお菓子寄りです。そのまんまですね。
あと、茶色って「黒っぽい」「赤っぽい」系列があると思うのですが、この茶色は本当に茶色ですね。誰に聞いても「茶色」と答えが返ってきそうな茶色です。本当にすごいと思います。

こんなインクの感想です。
どうやって使うかな。

ではでは。

 - 文化芸術, 文房具