万年筆インククリーナーキットでソフトペンを試しに洗ってみた。
2015/08/30
万年筆クリーナーキットを購入したのですが、ソフトペンを洗ってみることにしたのです。赤いインクが漏れてキャップの内部が大惨事になっていたので。
ソフトペンに赤(プラチナ純正染料インクの赤)を入れるというものすごい基本的な使い方をしていたのですが、今回万年筆インククリーナーキットで洗浄してみることにしました。
キャップ内部で盛大にインクが漏れていたのと、赤色は落ちにくいというのが選んだ理由です。前者の理由の方が圧倒的に大きいですが。
漏れるにもほどがあります。
このソフトペンは旧型で、キャップがスリップ式なので漏れ出すことはなかったようですが、漏れ出していたら大惨事です。新型は挿し込み式なんだけども、もう1回スリップ式の販売されないかな。
話を戻します。
手が汚れないようにビクビクしながら分解し、先端(芯)はスペアに付け替えるので破棄。流水でジャバジャバと水洗いします。
結果、割と赤色は薄くなりましたが、とても落ちたとは言えない状態。こいつに洗浄キットのスポイトをつけてやります。その後、汲み置いた水の中で何度もスポイトをジュコジュコして洗います。
結果、水はすぐにピンク色に。流水ではなんともならなかったのにスポイトはすごいです。何度か水を入れ替えながら繰り返して、水がピンク色にならなくなるまで頑張った結果、
ここまで色が落ちました。でも、これでもまだまだ。水が目視で汚れなくなったのを確認して、ここから洗浄液を投入します。
洗浄液は透明です。(そりゃそうか)
肌に触れるとぬるっとします。
10倍に希釈して、スポイトでジュコジュコと洗います。
おお、落ちる落ちる。頑張って続けたら、かなり綺麗になりました。
でもこれ以上はジュコジュコしてても芳しい感じがしないので、しばらく放置することにします。
そして2時間後。
かなり溶けて赤がにじんできました。
スポイトでジュコジュコ洗ってやると、かなり綺麗な状態に。
しかし、まだまだです。赤とはっきりわかるほど残っています。
また放置することにしました。
そして3時間後。
まだこんなに残っていたの?と思うほどに、さらに赤が溶け出していました。
さらにスポイトでジュコジュコと洗います。
すごく綺麗な状態になりました。
そして水はびっくりするほどピンク色になりました。
現在、本当に微細なところに残った少量の赤が溶け出すことを期待して漬け込んでありますが、最初の頃から考えると非常に綺麗になり、その効果は一目瞭然です。洗浄液すごいな。
今回は落ちにくい色であることと、スケルトンなので効果を確かめやすいこと、そして漏れていたのでソフトペンを洗うことにしましたが、万年筆でもぜひ試してみたいと思います。
ではでは。
追記:
ヨーロッパ専用クリーナーのスポイト、ペリカーノジュニアは長さが足りなくて刺さりませんでした。