ローラ姫「そんな、ひどい…。」
2015/08/29
何度「いいえ」と答えても頑なに承知しない女、ローラ。
子供心に思ったものです。「こいつ、ちょっとおかしい。」
あれから幾年月。リニューアルされリバイバルされリチューンされ何度も色んなハードの上でドラゴンクエストIは発売されたのだと思いますが、しかしながら、ローラ姫は未だにやっぱり「そんな、ひどい…」と頑なに己の主張を通し続けているわけです。軽く、病んでる。
というわけで、そんなローラ姫を引き連れて竜王退治に出かけてみました。
ネタバレ嫌な方向けのアフィリエイトシールドです。
問題ない方は華麗にスルーしてください。
ゲーム終盤の画像とかバシバシ使っているので、見たくない人は見てはいけません。
では、本文。
ローラ姫を助けずに世界平和を実現
普通にできました。
エンディングにおいても、王様は普通に見送ってくれました。
変な引きとめをされることもなく、むしろ清々しかった。
いいエンディングでした。
竜王倒すついでに姫を助ける
ファミコンの初代なドラクエは、姫を抱えると横向き・後ろ向きのグラフィックがない状態になるんです。ですが、さすが時代が進みました。姫を抱えてもどの方向もグラフィックが用意されています。
個人的には、左向きの時がよいなと思います。鳥山明先生の、ちょっと毛先がカール入ったあの髪形、あれを上手に表現しているなと思うので。
と、方向に合わせたグラフィックがあるのもすごいと思ったのですが、そればかりか皆さんが姫を無視しない。もともと宿屋などは姫を無視していませんでしたが、ストーリー進行に関わるキャラは、姫が居ようが居まいがどうでもよい感じだったわけです。
ところが。
姫を適当に抱えたまんま竜王のところまで歩いていったら、なんと労われました。
というか、なんでローラ姫さらっていたのかなーと思ってましたが、嫁にするためだったんですね。ついぞ知らなかった。人質くらいに考えていました。知らなかったついでに少し話を脇に逸らしますが、ローラ姫を助けた時、姫は自分の名前を名乗ります。「ラダトームの王女ローラです」と。普通です。ですが、ファミコン版の時は「ラルス16世の娘ローラです」って名乗っていたはずです。あの王様のお名前はラルス16世なんです。そんなこと、娘のローラ以外誰も教えてくれませんが。
話を戻します。
竜王は労ってくれるし、竜王討伐に成功して帰還した時には、王様もまたローラ姫をちゃんと認識してくれます。ファミコンの時には、抱えられたまま普通に王様のセリフが始まり、ローラの出番で突然ローラが地面に降りてセリフを話し始めます。そして「いいえ」を拒絶し続け、挙句、再び抱えられます。
しかし、今回は
まず王様がローラ姫の帰還を喜び、姫はいったん2F楽屋へ退場します。そして、自分の出番が来ると2Fから軽やかに降りてくるのです。
芸が細かいなぁ。
さいごに
竜王の城のマップを軽く覚えるほど、何度も竜王を倒していたら、ひとつ気がつきました。
竜王を倒すと「ひかりのたま」が手に入り、それを勇者がかざすとまばゆく光ります。
そして、
これ、ファミコンの時は
「このくにに へいわが もどったのだ」
だったと思います。
きっと、ドラゴンクエストというコンテンツが成長した結果なのでしょう。
というわけで、週末の暇な時間に知りたいことを全部遊びつくしたように思います。ドラクエIIとか出たらちょっとやってみたい気がするけども、ドラクエIIはファミコンのロンタルギア以降の、あのバランス崩壊が楽しいんですよね。
ではでは。