非・青春18きっぷ普通旅、岐阜と京都を俯瞰してみる。
2015/08/29
いまさらですが、青春18きっぷは、長期休みの季節になるとJRから発売される大層お得な切符です。
しかし、数年前あたりからバラで使うことができなくなり、ちょっと、いや相当使い勝手が悪くなりました。金券ショップなどで買いにくく、売りにくくなったわけです。まあ、JRにしてみればバラ不可にするのも仕方ないのかもしれませんが。
青春18きっぷは寄り道旅にはとてもよいと思います
それでも一応、18きっぷの1回分か2回分が手に入らないかちょっと探してみたのですが、残念ながら探せませんでした。自分で5回分を購入して、残った分を売却する手もあるのですが、冬の18きっぷは夏に比べて期間が短めなので買い取ってもらえない可能性もあります。そのうえ、普通に正規のお値段を払ったとしても、18きっぷ1回分と比べて1000円程度しか違わないので、買い取ってもらえなかった場合のリスクと比べると・・・微妙です。
どうしたものかなと考えていたら、金券ショップで正規の値段よりもなぜか安い普通切符が売られていることに気がつきました。今回は大阪・名古屋間を移動したかったのですが、なんか正規料金に比べて500円弱安いのです。無論18きっぷほどではないけども遜色ないと言って差し支えないくらいになります。なぜ安い。
その理由は、名古屋・大阪間の区間を区切った形で回数券を買っているからなのでした。
何を言ってるかわかりにくい文章ですが、
つまり、こういうことです。
名古屋(正確には名古屋市内の某駅)と大阪の間を、岐阜と京都で区切ると、切符の距離計算の関係で安くなるのでしょうね。このあたり、私はどのジャンルの鉄道マニアでもないので詳細はわかりませんが、普通にありえることなのでなるほどと納得はしました。
というわけで、岐阜でも京都でも降りて(いや別に降りなくてもいいんですが、せっかくなので)観光しがてら大阪を目指すことにしたのでした。
18きっぷほどの自由度はありませんが、十分楽しめると思います。
岐阜と信長
一応事前に調べてみたのですが、岐阜の駅の周辺には観光っぽい場所はあまりなさそうです。この場合の周辺は半径200m以内なので無茶を言うなよと我ながら思いますが、大阪で予定もあるのであまり遠出はできません。「何でもよい、何かないものか」とネットをあさっていたら、なんだか駅横に無料の展望台がある、天気がよいと名古屋まで見えちゃうくらいの展望台だ、という情報を見つけました。
というわけで、岐阜に参上。
なぜか信長像があるのです。
尾張出身のはずの信長の像がなぜここに、と疑問に思いましたが、なんでも信長が「岐阜」という名前を決めたという話があるそうです。それは知らなかった。確かにそれなら、金ぴか像であることもうなずけなくもないこともない。
さて、こんな写真を撮っていますが、ここは駅前。閑散としているのはまだ時間が早いからなのです。この時間帯ならきっと展望台もソロ利用が可能な勢いに違いありません。駅のすぐそばにあると聞きましたが・・・
写真を撮ってみたら「完成予想図」並みによい絵になりました。明らかに展望台を搭載できそうなビルはこの2つ。見た感じ、おそらく左側のビルがそうなのだと思います。てっぺんの辺りとか。
というわけで、向かってみます。
やはり左側に違いありません。低層がテナントなタイプのマンションにしか見えませんが、一番上の部分が展望台に違いない。ちなみに名前は「岐阜シティ・タワー43」です。とというか、今公式サイトをじっくり見たら、本当に低層にテナントを抱えたタイプの分譲と賃貸のマンションでした。マジだった。写真とかパシャパシャ撮ったら申し訳なかったかな。。。
というわけで、入り口付近。
誰もいないですが、早朝だからです。早朝10時だからです。
10時が早朝であることを、私は全力で支持します。
で、色々すっ飛ばして展望台です。
画像をクリックすると大きな画像が表示されますが、本当にただならぬ大きい画像です。パケットとかを気にして通信している方は本当に要注意。iPhoneのパノラマ撮影を使ってみました。ここで使わなくていつ使うのだ、という感じです。今でしょ!とか要らないです。
名古屋は残念ながらわかりませんでしたが、本当に展望台としては遺憾なく展望台でした。
無料だからたいしたことないのかなーと思っていました。
すみません。
そして展望台だけを見物して、私は岐阜を後にしたのでした。
そうだ、京都イコう。
京都、京都です。
こないだ、私がイルミネーションを見物することを爽やかに阻止した巨大クリスマスツリーです。イルミネーションは夕方からなので、今回はスルーします。京都駅を軽く探検しときます。
巨大クリスマスツリーは大階段と呼ばれる階段の手前にあり、大階段にイルミネーションが表示されるわけですが、大階段の一番上がどうなっているのか、そういえば知りませんでした。というわけで、大階段横のエスカレーターで昇ってみたら、
突然、軽度のジャパニーズな庭園風景が。ぐるりと高い壁や透明度の低いパネルで囲われていたので、京都を一望というわけにはいかなかったのが残念ですが、とにかく休憩できるスペースでした。中国人の団体旅行客が上がってきて、5分くらいうろうろして、降りていきました。多分それ以上長居をしても、確かにあまり意味のない場所です。
ただ、ここまであがってきて、ふと気がつきました。
なんかビルから通路みたいなものが生えていて、中を人が歩いていることに。
よくよく見ると、「空中径路」なるものがあると小さな案内板が大階段の途中にありました。
というわけで、歩いてみました。
京都駅を横切るこの径路は、構内を見下ろせます。
京都駅前にある京都タワーを正面に見ることができるポイントでは軽く展望できるスペースもあり、
なぜかラーメンのうんちくも飾られ、
・・・なぜか、は後から知ったところによると、京都駅ビルの中のラーメン店エリア「ラーメン小路」が10周年だから、のようですが、ともかくうんちくを見たり京都駅の中や外を見たりして、最終的にはホテルグランヴィア京都側に出て終了。
多分ですが、軽い穴場だと思います。
というわけで、この後さっさと大阪へ旅立ったわけですが、その話はまた別途記事にしたりしなかったりです。普通に散歩して、普段見ない景色を見るのはよい気分転換でした。なかなか楽しかった。
ではでは。