神戸・元町「Pen and message.」
2015/08/30
神戸の元町にある「Pen and message.」さんへ行ってきました。
坂をあがって少し閑静な住宅地。
レンガ色の建物の1階にあるのが、ペンアンドメッセージさんです。
店内では他のお客さんの万年筆を、店主さんが調整されていました。
決して広くはないスペースに、インクや紙、そして皮製品などが置かれていました。ブラウンを基調としたテーブルや棚などが、とても落ち着いた感じのスペースだったように思います。インクの色見本を見せていただいたりしながら、私としては珍しくすっかり長居してしまいました。
購入したのは、実は欲しかったけどなかなか見かけなかった
モンブランのトフィーブラウン。
そして、ショップのオリジナルブレンドインク、
WRITING LAB.の「Quadrifoglio」。四葉のクローバーという意味だそうです。というか、本当にこのJentle Inkは大活躍ですね。本気でどこに行ってもある勢い。すごいな。
詳細についてはそれぞれ、また別に記事を書くとして、もうふたつ、紙を購入しました。
一冊、B5サイズの大きな方は、ペンアンドメッセージさんのオリジナル「試筆紙」。
とりあえず書いたものをスキャナしてみました。
つるつるとした触感の紙です。想像するより厚手で、真っ白ではない、ほんの少し黄色が入っている紙です。無地で、中央下部にペンアンドメッセージさんのロゴがシンプルに入っています。
そして、書き心地が非常にやばいです。
万年筆のインクが無くなるまで書きたくなる書き心地です。
これが店頭に試筆用で置かれていたらうっかり書いた万年筆を購入して散財する勢いのやばさです。
書き物とは「何を書くか」が割と世の中大事だと思うのですが、この紙は書くことを目的にさせる勢いです。万年筆で文字を書く快感が味わえてしまいます。「試筆紙なんて変わったものを売っているな」程度で買ってしまったのに、とんでもない買い物でした。これはなんぞ。
もうひとつ購入したブロックメモ。
触感は普通の少しざらっとした、厚手であることを感じさせる紙です。が、これもまた書き心地がよいです。インクがすっと紙に乗って、くっきりとした文字が残ります。
万年筆はEFなのですが、カシカシと紙に引っかかる感じが一切しません。
まさに、書く事を趣味にしてしまいそうな紙です。
ほんのかじる程度で筆記具を愉しんでいますが、実に世の中にはディープな人たちが居るのだと実感できたお店でした。また機会があれば、ぜひ行ってみたいです。
ではでは。