手羽先サミット2015
2015/08/30
手羽先サミットなるものを開催していると聞きつけたので食べにいきました。全ての出展店舗で1本または2本が買えるようになるといいな、というのが初っ端の感想です。たくさん手羽先の店が集まってるのに5本セットのみとかちょっと意味がわからない。あと、前売りチケットに何のプレミアもない(なんか抽選はしていましたが)のは非常に前売りする意味がないなと思います。
今回は日本津々浦々から40店舗も参加されたそうで、スペースにはみっちり人が集まっていました。中には宴会モードで本気で買いまくっていた方々もいらっしゃいますが、食べるためのスペースはさほどなかったので、とりあえず手羽を買ってはむしゃむしゃと食べ、骨をゴミ箱に捨てては次を買いに行く、そんな流れだったと思います。
で、最終的には20店舗くらいで食べました。
というわけで、感想と紹介。
静岡:あまからや くう
「あまからや」の名に違わぬ、甘辛ダレの手羽先です。
ノーマルに美味しかった。5本くらいは軽くいける感じ。
愛知:焼き鳥 きんざん
手羽先はお手拭きが必須ですよね!
紙コップに入れて渡されるのはナイスアイデアでした。食べるとほんのりとニンニクを始めとした風味が広がって、揚げてありますが油っぽくもなくむしゃむしゃと食べられます。
これも5本くらいならいける。
三重:焼き手羽居酒屋 かちてば
小さいんです。しかし焼き手羽でジューシーで醤油系の風味がよく聞いていて、これなら20本はひょいひょい食べられそうです。個人的には一番美味しかった。
ただいかんせん、小さいので1本100円だと他の店がデカイ手羽を1本100円で出している中、割高にしか感じないのが残念。ちなみに画像では2本ありますが、1本オマケしてくれました。多分、お店の人もひそっと割高は感じていたかもしれない。
でも、美味しかった。おかわりしたいなと思いました。
広島:手羽先本舗
居酒屋向けらしい、塩味の効いたノーマルな手羽先唐揚げ。手羽先の先端側は、私はなくても一向に構わない派です。あってもいいけど、なくても全然よい。というかない方が食べやすい。恐らくビールが進む手羽先です。4本くらいなら食べられます。
愛知:やぶ屋
ほろほろと身が崩れる、煮込んだ手羽先。とろみすらあって、コラーゲンたっぷり感がすごいです。味もしっかり染みていて、インドとかネパールとかのカレーを彷彿とさせるスパイス風味がします。これはこれであり。箸で簡単にほろほろと身を剥いで食べられるので、なんていうか女子向けな気がします。結構ボリュームあるので、3本くらいなら食べられます。
愛知:からあげナックル
リンクしてないのは、リンクして万が一リンク先が間違っていたら困るからです。食べた感想としては、「鶏スープをとるために煮込んで用が済んだガラの手羽先に買ってきたキムチのもとをかけて出してみた」感じ。手羽先本体に味はありません。なめとんのか。1本食べたのでもう十分です。
愛知:ヴェルテックスガーデン
「赤味噌ダレっていうか、赤味噌じゃないのこれ」ってくらい濃厚な味噌味。山ちゃんなんか目じゃない程、手がべっとべとになります。でも、しゃぶって食べてしまいます。味噌好きにはたまらない味です。ああ、名古屋の手羽先はコレであってほしい。しかしながら味噌スキーとは言え、2本食べたらもう別のメニューでいいやと思うに違いないでしょう。味がとても濃かったです。ご飯と食べたら美味しいに違いない。
愛知:RUNUP
文句なく食べやすい。チューリップにしてあります。
で、美味しい。かかってるタレがちょっと辛口なのがたまらない。私としてはイチオシせざるを得ない感じです。その食べやすさの代償として「手羽先に見えない」のが本当に惜しい。もちろん、手羽を使っています。8本くらいなら簡単に食べられる。
大阪:手羽一郎
波の~谷間に~命の~花がぁ~(鳥羽一郎)
食べるとほろりと身が柔らかく崩れ、衣と共に口の中でジューシーかつスパイシーな味わいを広げます。この味は…(ぺろっ)…ケンタッキーフライドチキン!!
大き目なのですが2本くらいは食べられそうです。
愛知:九州料理 おきどき
他のお店に比べるとかなりサイズが大きいように思いました。
あと、柚子はさほど香らず、代わりに油ぎっとぎとでした。1本でいいかな。
福岡:九州名物 とめ手羽
手羽先に串を刺して真っすぐにしてあります。
一瞬食べやすいんじゃないか!と思いましたが気のせいでした。食べ始めて5秒後には串を抜きました。多分、最後に塩を振ってあるんだと思います、かなりの塩味。ビールが進みます。4本くらいなら食べられる。
愛知:バースデーチキン
とりあえず店のコンセプトが面白い。
この手羽、めちゃくちゃ美味しかったです。何が美味しいって、最後にパラパラふりかけられた何かがたまらなく美味しい。濃厚なスナック菓子のような、酒が大変進む味付けです。しょうゆでも塩でも味噌でもない、これは新たな味だと思います。素晴らしい。6本はいける。
愛知:桃○
チキンドラムか!という感じで手渡されましたが、1本買うだけの客相手の方法としては、紙コップを超えると思います。で、これも味噌味なのですが、なんとピリカラな味噌味です。これはこれでとても美味しい。ありです。非常にありだと思います。5本くらいなら食べられる!
愛知:サガミ
うどんメインのグループが手羽先サミットにやってきた。と思っていたのですが、食べてみると普通に美味しい。正統派甘辛、少し酸味も感じる醤油系の味。塩とタレの2種類あって、これはタレです。タレしか食べてないのですが、タレお勧めです。あまりの普通さに10本食べられます。
宮崎:手羽先番長
昨年の覇者、手羽先番長。大き目の手羽先をからっと揚げて塩を利かせています。かなり濃い塩味です。ビール飲んでたら美味しいかもしれないな、私にはあまり響きませんでしたが、味付けはシンプルなので好き嫌いが出にくいとは思います。私は3本食べられたらそれでいいな。
愛知:名古屋的和風DINING まかまか
多分店の常連客としゃべり続けていました。何しに来たんだろう。
買ってみたけど味は覚えていません。
金の手羽先、銀の手羽先の2種類あって、これは金です。
愛知:昭和食堂
安い系の居酒屋じゃんとスルーしかけていたのですが、これが食べてみたら思いの他美味しくてびっくりしました。肉が柔らかく、じゅわっとした味が広がります。やりおる。10本いけそうです。
愛知:本格炭火焼鳥 赤い鳥
辛みが効いていて、なおかつ最後に炙っているからか香ばしさのようなものもあり、手羽先と言えば揚げてあるのがほとんどである中、かなりインパクトはありました。5本は軽くいけると思います。焼鳥食べたくなります。
兵庫:インド料理 DiP RASNA
もはや手羽先の味がなんだか分からなくなるほど、本格的なタンドリー手羽先です。説明文の「シャスデリでまいう~」という一節が「どうしたインド人、何があった」って思います。
3本くらいならいける感じですが、これはやはり手羽先を使ってあるとは言えどタンドリーチキンであり、いわゆる手羽先で期待されている味からは少し離れた気がする。でも美味しいです。
北海道:ヤキトリツヨシ
山わさびがかかっています。山わさび単体で味見をさせてもらったのですが、それだけだと「鼻に抜けてはいかない感じのわさび風味」なのです。だというのに、手羽にかかった状態でガブリとやると、これが何とも言えずいい風味になります。不思議。刺激も少なく優しい味わいで、他の塩味や醤油味、味噌味、甘辛、酸味など様々刺激ある手羽先の中において、きらっと輝く存在です。
世界のやまちゃん(おまけ)
世界のやまちゃんは、世界中のそこかしこで食べられそうですし、今回は食べませんでした。
創業者っぽい人がいました。
というわけで、食べられるだけ食べてきました。
もし来年も開催するようであれば、また食べたいと思います。