菅 清風さんのガラスペン
2015/08/30
ガラスペンです。
京都のガラス職人、菅清風さんの作られたわざものです。
使い方もわからんし、筆圧が高いしで、おっかなびっくりと使ってみることにしました。欲しかったもののひとつなので、是非使い慣れたい。
一式です。バンドでしっかりとガラスペンを固定できるケース、パイロットの黒インク。メッセージの書かれた紙に、もうひとつ、左側に広口のガラス瓶があります。
ガラス瓶の中にはスポンジが入っていて、インクがひたひたに充填されています。ガラスペンにインクをつける際に助けになるアイテムです。よく使ってもらいたいという心尽くしを感じる一品です。
ものの良し悪しを区別つけられる慧眼など持ち合わせてはいませんが、これはとても美しく感じます。透き通ったガラスがすっと迷いのないカーブを描いて先端へ向かって細くなっていくラインは綺麗に思えますね。
スポンジ入りのガラス瓶の中身です。
これなら、余計なインクをつけずにガラスペンで書くことを楽しめるという寸法。(なのだと思う)
というわけで、試し書きをしてみました。
文章では「カリカリ」と書きましたが、引っかかるという感じではありません。紙の上を滑る音が微かになるような、そういう心地よい感覚です。
ガラスペンや万年筆は「手間がかかる」筆記具なのですが、たまにその手間が楽しく思えてしまいます。そのうえ、わざわざ手間がかかることって、時間を自分のために費やしているという贅沢さを伴うものなのではないかなと、私は思ったりもするのです。
では。